条件分岐(if)
if 文は条件に応じて処理を切り替えるための基本構文です。elif を使うことで複数の条件を順に評価できます。条件式は真偽値を返す式で書き、コードブロックはインデントで表現します。インデントの誤りは実行時のエラーにつながるため、スペースとタブを混在させないように注意してください。
# 条件分岐の例 x = 10 if x > 0: print("x は正の数です。") elif x == 0: print("x はゼロです。") else: print("x は負の数です。")
繰り返し(ループ)
for 文はイテラブルの各要素を順に処理する際に使います。インデックスが必要な場合は enumerate を利用すると可読性が高まります。while 文は条件が真の間繰り返しを行うため、ループ終了条件を必ず設けて無限ループを避けてください。ループ内で break や continue による制御を行うと処理の流れが複雑になることがあるため、必要性を検討して使いましょう。
# for の例 fruits = ["apple", "banana", "cherry"] for f in fruits: print(f) # while の例 n = 5 while n > 0: print(n) n -= 1
内包表記と簡潔表現
リスト内包表記は短い処理でリストを生成する場合に便利です。可読性が損なわれるほど複雑な式を書くべきではありません。場合によっては通常のループで明示的に書く方が理解しやすくなります。
# リスト内包表記の例 squares = [x * x for x in range(10)] even = [x for x in range(10) if x % 2 == 0]
よくあるミスと対処
インデントのズレや無限ループが主なトラブルです。IDE の自動フォーマットやリンタを活用してインデントを統一し、while を使う場合はループ変数の更新が確実に行われることを確認してください。
構文 | 用途 |
---|---|
if / elif / else | 条件分岐に使用 |
for | イテラブルの要素を順に処理 |
while | 条件が真の間繰り返す |