サイトアイコン GAMEWORKS LAB

Python基礎 — 制御構文

条件分岐(if)

if 文は条件に応じて処理を切り替えるための基本構文です。elif を使うことで複数の条件を順に評価できます。条件式は真偽値を返す式で書き、コードブロックはインデントで表現します。インデントの誤りは実行時のエラーにつながるため、スペースとタブを混在させないように注意してください。

# 条件分岐の例
x = 10
if x > 0:
    print("x は正の数です。")
elif x == 0:
    print("x はゼロです。")
else:
    print("x は負の数です。")

 

繰り返し(ループ)

for 文はイテラブルの各要素を順に処理する際に使います。インデックスが必要な場合は enumerate を利用すると可読性が高まります。while 文は条件が真の間繰り返しを行うため、ループ終了条件を必ず設けて無限ループを避けてください。ループ内で break や continue による制御を行うと処理の流れが複雑になることがあるため、必要性を検討して使いましょう。

# for の例
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for f in fruits:
    print(f)

# while の例
n = 5
while n > 0:
    print(n)
    n -= 1

 

内包表記と簡潔表現

リスト内包表記は短い処理でリストを生成する場合に便利です。可読性が損なわれるほど複雑な式を書くべきではありません。場合によっては通常のループで明示的に書く方が理解しやすくなります。

# リスト内包表記の例
squares = [x * x for x in range(10)]
even = [x for x in range(10) if x % 2 == 0]

 

よくあるミスと対処

インデントのズレや無限ループが主なトラブルです。IDE の自動フォーマットやリンタを活用してインデントを統一し、while を使う場合はループ変数の更新が確実に行われることを確認してください。

構文 用途
if / elif / else 条件分岐に使用
for イテラブルの要素を順に処理
while 条件が真の間繰り返す
モバイルバージョンを終了