NASの勧め
最近、使用しているファイルサーバー(Raspi)が重いなと思っていたので、QNAPのNASを購入しました。
今回購入したのは『TS-431P2』!
クアッドコアの4GBメモリ、HDDベイを4基備えたモデルです。
あとはストレージに『Seagate Iron Wolf 4TB』のHDDを4つ購入しました。
これでデータ共有が捗ります!
NASとは?
NAS(ナス)とはNetwork Attached Storageの略で、LAN経由のファイル共有を行うための機器です。
NASを使用することでWindowsやMac、Linux等の環境で簡単にファイルの共有が行えるようになります。
ファイル共有の専用機というだけあって、簡単にアクセス権限の設定やRAIDの構築が行えます。
更に最近のNASはマルチコアでファイルサーバー以外の用途でも十分な性能と機能を併せ持っています。
例えば、WEBやSQL、FTPといったサーバー機能もデフォルトで用意されていたりします。
OSはLinuxベースのものが多いのでsshでログインしてカスタマイズできるものもあります。
中にはDockerが使えるものもあるので、Docker経由でサーバーを立ち上げればサーバーとしての機能が一通り扱えます。
※RAIDとは?
RAIDとは複数のHDDを仮想的に1つのHDDとして扱う技術のことです。
単純に1つにまとめることで容量が大きくなるだけではなく、読み書き速度の向上や保守性を高めることができます。
NASのメリット・デメリット
ファイルサーバーとして優秀な機能を揃えたNASですが、もちろん使用する上でのメリットとデメリットがあります。
メリット
- LAN経由で簡単にデータのやりとりができる
- RAIDが簡単に構築できる
- 専用PCを組むより比較的に安価で消費電力も抑えられる
- TV録画や音楽の共有にも使えるものがある
- WEB、SQL、FTPサーバーといった多種のサーバー機能が使用できる
デメリット
- PCに内蔵しているSSDなどと比べると遅い(組み方次第でそれなりの速度は出ます)
- LAN経由なので大人数で使用すると回線が圧迫される可能性がある
- カスタマイズ(拡張)性が低い
簡単に出してみるとこんな感じでしょうか。
メリットは何といってもファイル共有の設定が簡単な事です。
自分でLinuxサーバー等を立ち上げて共有することも出来るのですが、知識のない方には少しハードルが高いです。
NAS専用機の場合はブラウザ上のGUIで簡単に設定が行えるようになっています。
又、最近の家庭用NASはTVや音楽の共有やクラウト機能なども備えています。
デメリットとしては、内臓のSSDよりは遅くなるのですが、RAIDを組むことによってある程度高速にすることが可能です。
一番大きなデメリットはカスタマイズ(拡張)性が低いことだと思います。
ファイルサーバーとしてPCを使用している場合はCPUやメモリー、HDDの数などある程度自由に載せ替えることが出来ます。
ですがNASの場合は購入した際のHDDベイの数とUSB端子の数を超える拡張が難しくなっています。
メモリは多少は拡張できるものもありますが、CPUに関しては変えられません。
※もし性能を変える際は買い替える必要が出てきます。
とはいえ一般家庭の用途では性能が足りなくなる可能性も低いので1つあれば凄く便利です。
今回、筆者の購入したNASもそこそこのスペックがあるので満足しています。
実はこのGAMEWORKS LABも実はNAS上で動いています!
他にもDockerでUbuntuを立ち上げて色々と遊んでみていますが、まだメモリ使用量も1GBすら達していないのでまだまだ色んなことをやってくれそうです!
※そんな中、更に2台ほど追いNASをしてしまいましたw
このように自分のサイト運営にも使えるのでとっても便利な機器なので気になった方はご購入を検討してみてはいかがでしょうか?
おすすめ
下記のように安価な一般家庭向けのNASもあります。