Python基礎 — 導入と準備

導入:Pythonとは

Pythonは読みやすさを重視した高水準言語です。Web開発、データ解析、機械学習、ゲーム開発など多岐に渡る用途に使われます。まずは言語の特徴と、どのような場面でPythonが選ばれるかを一読してください。

LLMやAIとPython

近年はAIや機械学習の分野でPythonのライブラリが豊富に整備されており、プロトタイピングや実運用の両面で広く使われています。ゲーム開発でもスクリプト用途やツール作成に利用されます。

 

環境の準備

まずは公式サイトのダウンロードページからPythonを取得してください。
公式ダウンロード: https://www.python.org/downloads/

インストール時に「PATHに追加」のオプションを有効にすると、コマンドラインから簡単に実行できます。インストール後はターミナルでバージョンを確認して下さい。

 

# Windows の場合(コマンドプロンプト)
python --version

# macOS / Linux の場合
python3 --version
仮想環境の利用

プロジェクトごとに依存関係を分離するため、仮想環境の使用を推奨します。標準ライブラリの venv を使う方法のドキュメントは公式リファレンスにあります。参考: https://docs.python.org/3/library/venv.html 。
仮想環境を使うことでシステムPythonを汚さずにライブラリ管理ができます。

# 仮想環境の作成(venv)
python -m venv venv

# 仮想環境の有効化(Windows)
venv\Scripts\activate

# 仮想環境の有効化(macOS / Linux)
source venv/bin/activate

最初のプログラムを実行

テキストエディタで hello.py を作成し、print 文で出力してみましょう。ファイルを保存したらターミナルから実行して動作を確認します。REPL(対話シェル)を使うと小さなコードを即座に試せるので学習の初期段階で有用です。

# ファイル名 hello.py
print("Hello, GAMEWORKS LAB")

# 実行
python hello.py

よくあるトラブルと対処

「python コマンドが見つからない」などの問題はインストール時の PATH 設定や、システムに既に別バージョンの Python が入っている場合に発生します。Windows では py コマンドが使えることもあります。仮想環境が動作しない場合は有効化手順とシェルの権限(PowerShell の実行ポリシー等)を見直してください。

推奨OS Windows, macOS, Linux。どのOSでも基本的な手順は同じです。
注意点 システムPythonを直接編集しないこと。仮想環境を活用して下さい。