関数

関数

関数とは一定の処理をまとめた処理(サブルーチン)のことです。
処理の内容ごとに関数化することで可読性(読みやすさ)の高いプログラムになります。

例えば複雑な数式を関数として数式を記述していると、関数を呼び出すだけで計算することも出来ます。
こうすることで数式を何度も記載する手間が省けます。
又、計算にミスがあった際も一ヵ所だけ修正すれば使用している全ての箇所に適応されます。

 

関数の書き方

関数の記述に必要になるのは下記の4つです。

  1. 戻り値:関数から返ってくる結果の型
  2. 関数名:関数の名前
  3. 引数:関数に渡す情報を扱うための変数
  4. 処理:実行する処理

この4つを記述することで関数を記述することができます。
プログラムではこれを関数の定義と呼びます。

では早速関数を定義してみましょう。

int Add(int a, int b)
{
	return a + b;
}

これでint型の2つの値を加算する関数の定義が出来ました。
ではそれぞれ 1~4 のどれに当てはまるかを確認していきましょう。

戻り値 関数名(引数)
{
	処理
}

このように4つの組み合わせで関数の定義が完成します。

基本的に戻り値は1つしか指定できません。
ただし、引数はいくつでも増やすことができます。

逆に引数や戻り値を省略することもできます。

int Number(void)
{
	return 10;
}

今回は引数を省略しました。
void を使用することで引数がないことを示します。
※実際には引数の場合は void も省略可能です。

 

関数の使い方

関数の書き方では関数を定義する方法を覚えました。
では次に定義した関数を使用してみましょう!

int x;
x = Add(3, 2);

これで Add 関数が使用できます。
Add関数は 第1引数と第2引数を足し合わせる処理が記述されているので x には 5 が代入されます。

関数を使用する時のルールは下記の通りです。

戻り値の受取先 = 関数名(引数);

このように関数を使用することを関数の呼び出しと呼びます。
又、関数はそのまま値として使用することもできます。

int x;
x = Add(Number(), 1);

今度は上で定義した Number 関数を呼び出して引数として使用しています。
Number 関数は 10 という値を返す関数でしたので、10 と 1 が足されて 11 が x に代入されます。

 

このように関数を駆使していかに短く再利用性の高いコードを書くかがプログラマーとしての能力の一つになります。
皆さんも出来る限り使いまわす処理を関数化して可読性の高いコードを目指してみましょう!

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