変数

変数

変数とはプログラム上で計算した結果などを一時的に保持するための入れ物のことです。
プログラム上では変数ごとに名前を付けることで役割を与えて使用します。

数値や文字、記述によっては一つの変数に複数の情報を持たせることも可能です。

 

変数の種類

C言語などの静的型付けを行う言語では変数を宣言する際に型を指定する必要があります。
よく使用する基本の型には下記のようなものがあります。

内容 バイト長 許容値
char 符号付文字型
主に英数字等の1文字を表す
1 byte -128~127
unsigned char 符号なし文字型 1 byte 0~255
short 2byte符号付整数型 2 byte -32768~32767
unsigned short 2byte符号なし整数型 2 byte 0~65536
int 4byte符号付整数型 4 byte -2147483648~2147483647
unsinged int 4byte符号なし整数型 4 byte 0~4294967295
long 4byte符号付整数型 4 byte -2147483648~2147483647
unsigned long 4byte符号なし整数型 4 byte 0~4294967295
long long 8byte符号付整数型 8 byte -9223372036854775808~9223372036854775807
unsigned long long 8byte符号なし整数型 8 byte 0~18446744073709551615
float 単精度浮動小数 4 byte 1.17549e-38 〜 3.40282e+38(±10-38 〜 1038
double 倍精度浮動小数 8 byte 2.22507e-308 〜 1.79769e+308(±10-308 〜 10308
void 型なし 0 byte 無し

※型の内容は環境によって異なるので必ずしも上記になるとは限りません。

これらの基本の型を使用してプログラムでは計算を行っていきます。
void 型については重要な役割を持っているのですが今回は割愛させてもらいます。

 

変数の宣言

変数を使用するには先ず変数の宣言をする必要があります。
ここでいう宣言とは変数に名前を付けることです。

short x;
int y;


【型】 【名前】と記述することで変数を宣言できます。
宣言された変数は名前を記述することで使用できます。

short x;
int y;
x = -1;
y = 5;


こうやって int 型の x という変数に10という数値が保存できます。
又、変数は一度に複数記述することもできます。

int x, y, z;
x = 5;
y = 3;
z = x + y;


こうやって変数名を , (カンマ)で区切ることで x, y, z と3つの int 型の変数を定義しました。
そして x に 5、 y に 3 を代入して、それぞれを足し算した 8 という値が z に入ります。

このように変数を駆使することで計算を行うことも出来ます。

変数はプログラムを作るうえで必ず必要になる基本なので色々な型の特性を知って使い分けられるようにしていきましょう!

 

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