DirectXとは?
DirectXとは昨今では主にゲームの開発で使用されるMicrosoftの開発したAPIです。
最近は主にグラフィック(2Dや3Dの描画)関連に使用されています。
グラフィック以外でも算術処理やゲームパッドの入力制御、サウンド制御、ネットワーク通信なども備わっています。
既にDirectX12も出ているので知っている人には今更という感じもあるかと思いますが、
学校の講師でDirectX9を教えることになったので基礎から順番に記事を書いていこうかと思います。
ちなみに2018年の9月現在。
ゲーム業界のPC環境下ではDirectX9は現役です。
コンシューマーや最新のPCゲームの開発現場は殆どDirectX11以上の技術が主流ですが、
移植の案件やアーケード等ではまだまだ活躍しています。
又、DirectX9は情報量が多いので、描画の基礎知識を学ぶ上では有効だと考えています。
それでは今回はDirectXのインストール方法~初期化までを書いていこうかと思います。
DirectXのインストール手順
今回使うDirectXのバージョンはDXSDK June2010です。
最近のWindowsではWindows SDKの中にDirectXが入っているので何もしなくても使えるのですが、
いくつか使えない機能があるのでDirectX9を使用する場合は別途インストールした方がいいです。
※既にインストール済みの場合は次のページから進めて問題ありません。
先ず下記のリンクからDXSDK June2010をダウンロードします。
https://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=6812
[Download]をクリックするとDXSDK_Jun10.exeがダウンロードできます。
ダウンロードが完了したら次はインストールです。
DXSDK_Jun10.exeを実行して下記の手順でインストールしてください。
1.[次へ]を選択します。
2.[同意します]にチェックを入れて[次へ]を選択します。
3.[No, I would…]にチェックを入れて次へを選択します。
4.[次へ]を選択します。
5.インストールが開始されるので終了するまで数分程度掛かります。
6.インストールが終了すると完了のボタンが表示されますので[完了]を選択して終了します。
インストールはこれで完了です!